[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の103.55/57円だった。米金利上昇を支えに底堅い動きとなり、午後にはじりじりと値を持ち直す場面があった。ただ、米企業決算や米大統領選挙をめぐる不透明感などからリスク回避ムードは根強く、上値の重さも意識された。

ドル/円は午後に一時103.67円へと値を持ち直し、底堅い動きとなった。米10年債利回り<US10YT=RR>が1.778%付近と、6月初旬以来4カ月ぶりの高水準で、足元ではドル/円の下値リスクは限定的とみられている。

ただ、先週末や前日に一時104円台を回復したものの定着できず下押されたことから、目先の上値の重さも意識されているもよう。

市場では「104円どころでの上値の重さを確認させられた。米国の12月利上げを市場は十分に織り込んできているが、それでも一段の上昇にはまだパンチが足りないようにみえる」(国内金融機関)との声が聞かれた。

CMEグループがまとめたFEDウオッチの金利先物が織り込む12月利上げの確率は、9月後半に5─6割程度だったが、足元では7割程度に上昇している。

午前のドル/円は、仲値公示にかけて散発的な実需のフローが出て103.66円まで強含んだ。

ただ、それが一巡すると一転、軟調な推移となった。株価は下げ幅を縮小したものの、マイナス圏での推移となりドルの上値を抑えた。

きょうは米公開市場委員会(FOMC)(9月20─21日開催分)の議事要旨の発表が予定されている。

この回のFOMCでは、利上げが見送られ、メンバーの年末の政策金利予想が引き下げられた一方で、声明文では利上げの論拠が強まったなどミックスメッセージが出され「市場参加者は当惑した」(証券会社)とされる。

具体的にどのようなやり取りがあり、FRB幹部を含め、一時は前のめりだった利上げがなぜ取り下げられたのかを見極めたい、との声が聞かれた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 103.55/57 1.1038/42 114.31/35

午前9時現在 103.35/37 1.1055/59 114.26/30

NY午後5時 103.51/53 1.1053/58 114.39/43

(為替マーケットチーム)