[ニューヨーク 12日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが高値圏で取引された。米連邦準備理事会(FRB)が公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が、12月に利上げされるとの観測を裏付ける内容となった。

メイ英首相の欧州連合(EU)離脱をめぐる発言で英経済の先行き懸念が和らいだため、ポンドは上昇した。

終盤のドル/円<JPY=>は0.71%高の104.23円で、一時は10週ぶり高値の104.48円を付けた。ユーロ/ドル<EUR=>は11週ぶり安値の1.1005ドルまで売られた後、直近は0.35%安の1.1014ドルとなった。

FOMC議事要旨では、数人のメンバーが経済の勢いが強まり続ければ「比較的早期の」利上げが正当化されるとの認識を示していたことが分かった。また参加者の一部が9月に利上げするかしないかは「ぎりぎりの判断だった」と言及していたことも判明した。

BKアセット・マネジメントのマネジングディレクター、キャシー・ライアン氏は「議事要旨でFRBが利上げにぐっと近づいていることが鮮明になった。われわれはドルが今後も堅調を保つとの見方を変えていない」と述べた。

ポンド/ドル<GBP=D4>は終盤が0.67%高の1.2204ドル。

メイ首相は、EU離脱プロセスについて議員による一定の精査を認める方針を表明。英経済への打撃を軽減する形の離脱につながると受け止められ、単一市場のアクセスを失う「ハードブレグジット」への不安が後退した。

ウェストパック・バンキング・コーポレーションのシニア通貨ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は、首相の提案でハードブレグジットの可能性が消えたわけではないとしながらも、離脱交渉でさまざまな意見に耳を傾ける結果、より穏便な姿勢になるのではないかと予想した。

ドル/円 NY終値 104.18/104.23

始値 103.58

高値 104.48

安値 103.58

ユーロ/ドル NY終値 1.1006/1.1010

始値 1.1016

高値 1.1047

安値 1.1005