[上海 13日 ロイター] - 中国国営新華社系の経済専門紙、経済参考報は13日の解説記事で、人民元が国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)構成通貨に採用されたことは、海外からの投資を引き寄せるきっかけとなり、長期的な為替相場の安定に寄与するとの見解を示した。

人民元はここ3日間で1%程度下落。市場のトレーダーやエコノミストの間では、10月1日のSDR構成通貨入り前は中国当局が為替相場の安定に努めていたが、先週の国慶節連休が終了した後は下落を許容したという見方がある。ドル買いの動きも人民元安の一因となっている。

経済参考報はSDR構成通貨入りは外為市場の「大きなイベント」で、不安定要因が加わったと指摘。ただ、「短期的に市場の地合いに影響を与える象徴的なイベントであっても、人民元相場の基礎を変えることはない」とした。

そのうえで、元が長期的に下落するとは見込んでいないと表明。「為替相場が一層市場主導となれば、短期的には元相場が両方向に大きく振幅することは避けられない」とした。