[東京 13日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比65円74銭安の1万6774円26銭と続落した。1ドル104円台半ばへとドル高/円安に振れた為替を手掛かりに朝方は買いが先行。日経平均は一時134円高となったが、節目1万7000円を手前に上値は重く、円安一服や中国経済への懸念が意識されると、先物売りが強まり下げに転じた。TOPIXは0.14%安で前場の取引を終えた。

午前11時に発表された9月中国貿易収支は、ドル建て輸出が前年比10%減と事前予想(同3%減)を大きく下回った。「最近後退していた中国リスクが改めて浮上した」(外資系証券トレーダー)という。香港ハンセン指数<.HSI>やGLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)の米株価指数先物なども売られ、投資家心理の後退につながった。

内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「一時1ドル104円台となった為替が日本株の追い風となったが、国内企業の為替前提は1ドル110円のところが多く、業績下振れへの警戒感があるなかでは、日経平均が上値を試す状況ではない」との見方を示した。3日に発表された日銀短観の大企業製造業の想定為替レートは2016年度下期で107円42銭となっている。

東証1部の騰落数は、値上がり911銘柄に対し、値下がりが894銘柄、変わらずが173銘柄だった。