[東京 13日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の103円後半。9月の中国貿易収支でドル建て輸出が前年比10%減と事前予想を大幅に下回ったことで、中国リスクが改めて意識され、株安、円高をもたらした。

中国税関総署がきょう発表した9月のドルベースの貿易統計によれば、輸出は前年同月比10%減少と2月以来の大幅な下げ幅となった。輸入は1.9%減。元建てでは輸出が5.6%減、輸入は2.2%増。この結果、貿易黒字は人民元建てで2783.5億元となった。

朝方104.20─30円台で推移していたドルは、仲値に向けて104.63円まで買い進まれた。短期筋が海外時間の流れに乗ったとの指摘や、輸入企業から大きめのフローが観測されたとの声もでていた。

しかし、午前11時に発表された中国の9月貿易収支が低調だったことを受け、リスク回避の株売り、円買いとなり、ドルは103.55円まで下落した。

「海外市場でのドル買いの流れに乗って東京勢も買っては見たものの、104円台では力が続かなかった。投機筋のロングの投げも出たようだ。直接のきっかけは株安」(FX会社)だという。

中国リスクについては「中国で輸出が大きく落ち込んでいる中で、新興国通貨や商品市況の先行きも懸念される。原油に関してはOPECの合意内容にかかわらず、世界の需要の伸びが鈍化している中で、コモディティ価格にどれほど上昇余地があるかという観点から捉えるべきだろう」(運用会社)との指摘も聞かれた。

中国税関総署の黄頌平・報道官は13日、9月の貿易統計発表について会見し、政府の貿易支援策が効果を上げているとの見解を示した。報道官はまた、中国の製品に対する海外需要は依然として弱いが回復していると述べた。

短期金融市場では、3カ月物ドルLIBORが12日に0.8811%まで上昇し、2009年5月13日以来7年5カ月ぶりの高水準となった。背景として、明日から導入される米プライムMMFへの新規制の影響がある。

LIBORの水準は銀行の調達コストと政策金利であるFF金利の予想が反映されるため、米利上げ見通しが強まれば、一段高もあり得る。「1%に達したところで、とりあえず安定するのではないか」(国内銀)との見方も出ていた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 103.72/74 1.1017/21 114.28/32

午前9時現在 104.30/32 1.1009/13 114.83/87

NY午後5時 104.20/23 1.1005/10 114.71/75

(為替マーケットチーム)