<外為市場>

午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の103円後半。9月の中国貿易収支でドル建て輸出が前年比10%減と事前予想を大幅に下回 ったことで、中国リスクが改めて意識され、株安、円高をもたらした。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均は続落した。序盤は1ドル104円台半ばまでドル高/円安に振れた為替を支援材料に買いが優勢となったが、節目の1万7000円を手前に伸び悩む展開。その後、市場予想を下回る中国経済指標が投資家心理を悪化させた。前場後半に下げに転じてからは、安値圏でもみ合いを継続。終値は10月4日以来、6営業日ぶりの安値となった。

東証1部騰落数は、値上がり1151銘柄に対し、値下がりが701銘柄、変わらずが133銘柄だった。

<短期金融市場> 

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.032%になった。積み最終を14日に控えているが調達需要は限られた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートはマイナス0.107%とマイナス幅が深くなった。TIBOR(東京銀行間取引金利)3月物は0.056%と横ばい。新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札は予想より弱い結果になった。海外勢の需要が後退しているとの見方が出ていた。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。

<円債市場> 

長期国債先物は小幅続伸。前日に30年債入札を順調にこなした安心感や、日銀買い入れオペで需給が引き締まるとの思惑から買いが先行した。ただ、前場中盤から大引けにかけては、為替や株価、海外金利などの外部環境に不透明感がるため、積極的な取引が控えられた。

現物債は超長期ゾーンの金利に低下圧力がかかった。同ゾーンを対象にした国債買入オペの結果が需給の引き締まりを意識させるものになったため、国内銀行勢などから押し目買いが入ったとの観測が出ていた。あす5年債入札を控える中期ゾーンは調整地合い。長期ゾーンもさえない。