[ソウル 14日 ロイター] - 韓国サムスン電子<005930.KS>は14日、新型スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の販売・生産打ち切りにより、向こう2四半期の営業利益が約30億ドル押し下げられるとの見通しを示した。

今年第4・四半期に2兆ウォン半ば、来年第1・四半期に約1兆ウォン(9億ドル)営業利益が押し下げられる見込み。

同社は12日、第3・四半期の業績予想を修正し、営業利益が従来の予想を23億ドル下回るとの見通しを示した。これを合わせると、ノート7の販売機会が失われたことによる損失は約53億ドルに上る。

損失分を埋め合わせるため、サムスンは「ギャラクシーS7」や「S7エッジ」といった機種の販売を拡大する方針。また、製品の安全性向上に向けて品質管理体制を抜本改革すると表明した。

LSアセットマネジメントのファンドマネジャー、Kim Sung-soo氏は「他の機種の販売に及ぼす影響は依然として不明」と述べた。「最上位機種の生産・販売打ち切りでブランドに傷が付き、他機種の需要に悪影響が及ぶ。そうした影響をはかることは困難」としている。

HDCアセット・マネジメントのファンドマネジャー、Park Jung-hoon氏は第4・四半期以降はノート7問題に伴う損失が第3・四半期ほどは出ないとしたうえで、サムスンが信頼回復へ尽力する必要があると指摘。「ノート7の損失分をS7が埋め合わせられるか、S8の発売までにどの程度信頼を回復できるかが重要」と述べた。

アナリストは次期モデルの「S8」が第1・四半期に発売されると予想している。

*内容を追加します。