[東京 14日 ロイター] - 日銀が14日公表した9月の企業物価指数(CGPI)は98.9となり、前年比で3.2%下落した。国内企業物価は18カ月連続で前年比で下落しているが、原油など国際商品市況の下げ止まりなどを反映し、マイナス幅は4カ月連続で縮小している。

ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比3.2%下落だった。

前年比で大きく下落したのは、石油・石炭製品(13.3%下落)や非鉄金属(12.4%下落)、電力・都市ガス・水道(10.4%下落)などだが、いずれも国際商品市況の持ち直しなどを背景に、昨年に比べてマイナス幅は緩やかな縮小傾向にある。

全814品目のうち前年比で上昇したのは214品目で、下落は518品目。下落が上昇を304品目上回った。8月は下落が316品目上回っていたが、今年2月以来となるマイナス幅縮小に転じた。

前月比の伸びは8月から横ばい。季節要因などで鶏卵など農林水産物が押し上げに寄与する一方、燃料調整単価の料金算出期間における液化天然ガス(LNG)の値下がりを反映し、電力などが押し下げに寄与した。

企業物価指数は、企業間で取引される財の価格を合成した指数。企業間の需給や為替、国際商品市況などで変動する。

(伊藤純夫)