[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日発表した8月の企業在庫は前月比0.2%増だった。市場予想と同じだった。7月は横ばいだった。これまで想定されていた以上に小売業が在庫を積み増していたことを示し、第3・四半期の経済成長に在庫投資が寄与したことを裏付けた。

国内総生産(GDP)の重要な構成要素である在庫の8月の内訳は、小売業が0.6%の増加。9月に発表された速報値は0.5%増だった。 7月は0.2%の減少だった。

GDPの算出に使われる自動車を除く小売業在庫は0.3%増。7月は0.4%減だった。

在庫投資の大幅減少は第2・四半期のGDPを1.2%ポイント近く押し下げた。押し下げ率は2年超ぶりの大きさだった。第2・四半期のGDPは年率で1.4%の伸びにとどまった。

エコノミストらは、在庫投資が第3・四半期に持ち直すとみており、第3・四半期のGDPの伸びの大半は在庫による寄与だとしている。アトランタ連銀は第3・四半期のGDPについて、現時点で年率2.1%増と予測している。

昨年の第2・四半期以降、在庫はGDPの重しとなってきた。企業は在庫解消に走り、製造業の活動は弱含んだ。

同時発表の8月の企業売上高は0.2%増だった。7月は0.3%減だった。8月の売り上げペースで在庫を使い切るまでの期間は1.39カ月で7月と同じだった。