[バーミンガム(英国) 14日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は14日、中銀の政策運営をめぐり政治家からの「指示は受けない」と言明し、英中銀の低金利政策に対するメイ英首相の批判に応じない立場を鮮明にした。

カーニー総裁は当地での会合で、中銀の目標ではなく政策に対する政治的なコメントは時として困難な状況を招く可能性があると指摘。「目標は政治家が設け、政策はテクノクラート(専門家)が運営する」とし、「われわれは政治サイドからの中銀の政策に関する指示は受けない」と語った。

メイ首相は前週、中銀が金融危機後に導入した低金利や量的緩和(QE)などの異例の措置はマイナスの副作用があり、成長促進に向けた新たな方策を模索する時期が来たとの認識を示した。

これに先立ち、カーニー総裁は同日、英国の欧州連合(EU)離脱決定後ポンドが下落していることについて、ポンドの水準を「意に介さないわけではない」とした。「為替レートはターゲットにしていないが、金融政策運営にあたり考慮はされている」と語った。

さらに、雇用と成長を支援するためにインフレ率が目標の2%を上回ることを容認する考えを明らかにした。

カーニー総裁の任期は2018年半ばに満了する。さらに3年間任期を延長するかどうか、今後数週間中に発表する見通しとなっている。