[ 18日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックス<GS.N>が発表した第3・四半期(7─9月)決算は58%の増益となり、利益は市場予想を大きく上回った。債券トレーディングが大きく持ち直したことが寄与した。

ゴールドマンはライバル勢より債券トレーディング事業への依存度が高く、近年は規制強化や取引量の低下で同事業の業績は低迷していた。

だが英国の欧州連合(EU)離脱決定といった想定外の要因や米国をはじめとする各国の金融政策見通しをめぐる不透明感を背景に、第3・四半期は債券トレーディングが業界全体で持ち直し、ゴールドマンにとっても追い風となった。

株主帰属の純利益は21億ドルと、前年同期の13億3000万ドルから増加。1株利益も同行が約2200万株を買い戻したことを受けて、2.90ドルから4.88ドルに伸びた。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた1株利益の予想は3.82ドルだった。

4四半期連続の減益を経て、これで2四半期の増益となった。

債券・通貨・商品(FICC)トレーディング収入は34%増の19億6000万ドル。

総純収入は81億7000万ドルと、19%増えた。

ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は、全般的に「堅調な業績だった」と述べた。

収入改善に加え、コスト削減努力も業績を支えた。19%伸びた収入に対し、営業費用は10%増えた。人員は前年比5%減少した。

株主資本利益率(ROE)は11.2%。アナリストや投資家は一般的に、銀行大手のROEについて10%以上を見込んでいる。

自社バランスシート上の投資・融資収入は14億ドルと、およそ倍増した。株価上昇が寄与したと説明している。

M&A(合併・買収)助言や債券、株式の引き受けを含む投資銀行部門の収入は1.2%減の15億4000万ドル。

投資運用部門の収入は14億9000万ドルと、4%増えた。

ゴールドマン株価は午前の取引で1.5%値上がりしている。

*内容を追加して再送します。