[ワシントン 18日 ロイター] - オバマ米大統領は18日、ホワイトハウスでイタリアのレンツィ首相と会談した。両首脳は日程が迫っている米大統領選と伊国民投票や、欧州景気の低迷と大衆の間で高まっている不満の関連性について協議した。

レンツィ首相は、オバマ大統領の就任期間最後の国賓として米国を公式訪問した。

オバマ大統領は共同会見で、レンツィ首相の経済改革案を評価し、国民投票により政治制度の近代化を目指す首相の取り組みは、経済の変化を加速させるとして支持を表明した。

「景気低迷と大衆迎合的な機運の高まりの間には関連性があると確信している」とし、欧州の若者層向けに一段の雇用を創出する必要があると述べた。

イタリアでは12月4日に憲法改正の是非を問う国民投票が実施される。投票の結果がレンツィ氏の政治生命を左右する可能性もあり、憲法改正の必要性を訴える首相にとってオバマ大統領の支持は追い風とみられている。

オバマ大統領はまた、共和党のドナルド・トランプ大統領候補が米選挙で「不正行為がはびこっていると泣き言を言っている」と批判した。

両首脳はこの他、過激派「イスラム国」との戦いについても協議。オバマ氏は「厳しい戦いになる」との見方を示したが、イラク政府軍主導による同国第2の都市モスル奪還作戦でイスラム国が敗北するとの見方を示した。