[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べて、ややドル安/円高の103.79/81円だった。午前中は中国の国内総生産(GDP)などの指標発表が注目されたが、市場予想とほぼ同じ結果となったことで動意は限られ、相場に方向感は出なかった。その後は103円後半での小動きが続いた。

午後のドル/円は小動きが続き、朝方からの日中値幅は30銭にとどまった。

このところのドル/円は下値が切り上がってきている一方、上値も限られ値幅が狭くなってきている。市場では「大統領選を通過するまでは方向感が出にくいのではないか」(国内金融機関)との声が出ていた。

東京時間の明日午前には大統領選候補者討論会があるが、「おおむねクリントン氏の勝利で勝負あったという印象。目先の関心は薄れてきている」(邦銀)との声がある。

午前の市場では、仲値公示にかけて実需の売りを受け一時103.65円まで下落した。その後いったん切り返して反発したが、午前11時発表の一連の中国経済指標への警戒感から再び103.65円付近まで弱含んだ。

しかし、中国の指標がほぼ予想通りで、リスクセンチメントが悪化しなかったことで、大方のアジア株式市場は小幅高となり、ドル/円も小幅に買い戻された。

中国の景気指標では、9月の鉱工業生産が前年比6.1%増と予想の6.4%増に届かなかったほかは、ほぼ予想通りの結果となった。

第3四半期の中国GDP伸び率は前年比6.7%増、前期比では1.8%増となった。第2四半期のGDP伸び率は1.8%増から1.9%増に上方修正された。

市場では「きょうは、中国の指標を受けてリスクセンチメントがどう変化するかが焦点だったが、指標はほぼ予想通りで円高圧力の醸成にはつながっていない」と、みずほ証券、チーフFXストラテジストの鈴木健吾氏は指摘していた。

「最近のドルは高値を切り下げており、上値が重くなっている印象がある」(同)が、チャートポイントである103.50円、103.70円を上抜けて取引を終えられれば、上値余地が出てくるという。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 103.79/81 1.0980/84 113.97/01

午前9時現在 103.86/88 1.0973/77 113.97/01

NY午後5時 103.86/88 1.0977/82 114.02/06

(為替マーケットチーム)