[19日 ロイター] - 米モルガン・スタンレー<MS.N>が19日発表した第3・四半期決算は、利益が大幅に拡大し市場予想を上回った。英国の欧州連合(EU)離脱決定や世界の金融政策に対する懸念の広がりを受けて、債券取引が増加した。

株価は午前の取引で0.9%高の32.61ドル。

調整後の債券トレーディング収入は15億ドルと、前年同期の5億8300万ドルから2倍以上に増加。ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)が掲げる収入目標を2四半期連続で達成した。同部門の業績は長らく改善せず、モルガンSは従業員25%削減や幹部刷新などのリストラ策を行ってきた。

普通株主帰属純の利益は62%増の15億ドル。1株当たり利益は自社株買いが後押しとなり、0.48ドルから0.81ドルへと大幅に増加した。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均は0.63ドル。

収入全体は15%増の89億ドルと、予想の82億ドルを上回った。非金利費用はコスト削減計画を反映し4%の伸びにとどまった。同社は同計画により来年までに年間費用の10億ドル削減を目指す。

株主資本利益率(ROE)は8.7%。ゴーマンCEOは来年末までに9−11%とすることを目標にしている。

株式セールス・トレーディング収入は1%増の19億ドル。投資銀行の収入は約7%減の12億3000万ドル。ウエルスマネジメントの収入は7%増の39億ドル。

ゴーマンCEOは「第3・四半期にウエルスマネジメント部門の収入は過去最高となり、セールス・トレーディング部門も堅調だった」と述べた。

*内容を追加して再送します。