[マニラ 23日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領は、日本と中国を10月下旬に訪問する方向で外交ルートを通じて調整を進めている。複数のフィリピン政府当局者が23日、明らかにした。

日本の外務省当局者も、ドゥテルテ大統領の訪日計画について認めた。中国の当局者からは取材への返答が得られていない。

フィリピンは日本とは良好な関係を保っているが、中国とは南シナ海の領有権問題をめぐり長年対立している。国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所は今年7月、南シナ海の領有権をめぐる中国の主張を退ける判断を示したが、中国は仲裁判断の受け入れを断固拒否している。

ドゥテルテ大統領はこれまで、対立は無益だとして、中国との関係改善を望む姿勢を示している。

ドゥテルテ政権の関係者によると、ラモス元大統領が来週にも中国を訪問し、2国間協議ついて根回しをするという。

一方、日本は南シナ海への進出を強める中国をにらみ、フィリピンの海上安保能力向上を支援するため巡視艇10隻を供与することなどで合意している。