[国連 6日 ロイター] - 国連安全保障理事会は6日、次期事務総長にポルトガル元首相のアントニオ・グテレス氏(67)を全会一致で指名した。グテレス氏は2005年から昨年まで、国連難民高等弁務官も歴任した。総会は来週、指名を承認する公算が大きく、任期は2017年1月1日から5年間。

グテレス氏は声明を出し、現在の心境を表す言葉として感謝と謙虚さを挙げた。

「謙虚さとは、われわれの前に立ちはだかる、とてつもなく大きな課題や、現代世界が抱える極度の複雑さへの態度だ。同時に、最も弱い立場に置かれた人や、紛争、テロリズム、権利侵害、貧困、現代世界の不正行為の被害者に奉仕する上で必要な謙虚さのことでもある」と語った。

ロシアのチュルキン国連大使は記者団に「(グテレス氏は)難民高等弁務官を務めた。世界中を訪れ、われわれの対処が必要な、最も恐ろしい紛争の一部を見てきた」と指摘した。

「誰とも話し、皆の声に耳を傾け、自分の思いを語る人物だ。とても社交的、オープンな人柄で、(今回)素晴らしい選択をした」とも述べた。