[ニューヨーク 7日 ロイター] - 石油相場に強気で知られる米著名投資家アンディ・ホール氏は、石油輸出国機構(OPEC)が原油価格に再び影響力を行使し始めているとの認識を示し、これに逆行する投資行動を取るのは「怖いもの知らず」としか言いようがないと述べた。

ロイターは7日、ホール氏が運用しているヘッジファンド、アステンベック・キャピタル・マネジメント(コネティカット州サウスポート)の投資家向け文書を確認した。

この中でホール氏は、OPECが先日2008年以来の減産で合意したため、OPECを無視できなくなったと指摘。

「サウジアラビアは原油相場の回復策として、OPECの残りの加盟国と減産で協調しており、ロシアと協調する可能性も極めて高い」と述べ、長年対立関係にあるイランとも協調路線を取りつつあると付け加えた。

その上で、「こうした要因の組み合わせに逆らって投資するのは怖いもの知らずだ」と明言した。

アステンベックの運用資産残高は25億ドルで、9月の運用成績は原油価格上昇を背景に6%増、年初からの運用成績は約18%増となった。