[ロンドン 12日 ロイター] - メイ英首相は、欧州連合(EU)離脱のプロセスについて、議員による一定の精査を認める方針を示した。同首相が他のEU諸国と進める交渉を阻害しないことが条件。

メイ首相は来年3月末までにEU離脱を通告する方針を表明しているが、離脱プロセスについては逐一説明しない意向を示している。また、離脱通告の時期と方法を決めるのは閣僚だとしており、野党・労働党は、議会での本格的な審議と離脱通告前の計画の精査を求める動議を提出していた。

メイ首相の名前で議会のウェブサイトに掲載された修正提案は「プロセスはEU離脱を決めた国民の決定を尊重する形で進める必要がある」と指摘。「(いかなる精査も)政府の交渉上の立場を損なうものであってはならない」としている。

ただ首相はEU離脱交渉を開始するための基本条約(リスボン条約)50条の発動に向けて、議会で採決するかどうかには言及しなかった。

首相報道官は「議会は重要な役割を担っており、修正にはこれを反映させるとの立場をとってきた。一方で国民の決定も尊重する必要がある」と指摘。「50条の発動に向けた(議会での)採決はない」と述べた。

*内容を追加しました。