[12日 ロイター] - 最新の世論調査によると、共和党の牙城とされるユタ州で、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏の支持率が大幅に低下し、民主党候補ヒラリー・クリントン氏と並んだ。

ユタ州ソルトレークシティーに本拠を構える調査会社Y2アナリティクスの世論調査によると、トランプ氏とクリントン氏の支持率はともに26%。ユタ州で多数派を占めるモルモン教徒で、無所属で立候補している元米中央情報局(CIA)職員のエバン・マクマリン氏の支持率は急速に伸びて22%となった。

調査はユタ州の有権者500人を対象に電話で実施。期間は10月10─11日で、トランプ氏が過去に行った女性に関するわいせつ発言の録音テープが公開された数日後だった。

地元紙ソルトレーク・トリビューンが9月に行った調査では、トランプ氏の支持率は34%で、クリントン氏の25%をリードしていた。

ユタ州は長年、大統領選で共和党候補が勝利しており、最後に共和党候補が敗れたのは1964年の選挙までさかのぼる。

今回の調査結果は、共和党保守派がトランプ氏に抱く不満の強さを浮き彫りにした。Y2アナリティクスの幹部は「ユタ州でさえ、党派心に限度はある」と語った。

ユタ州のゲーリー・ハーバート知事やマイク・リー上院議員を含め、同州の多くの共和党有力者がトランプ氏への支持を撤回、あるいは同氏に大統領選からの撤退を求めている。