[ウェリントン 18日 ロイター] - 米海軍の駆逐艦サンプソンは来月、ニュージーランドに寄港することを許可された。ニュージーランドのキー首相が18日、承認した。米艦船の寄港は、ニュージーランドで非核法が成立して以来、30年ぶり。

アーレイ・バーク級のミサイル駆逐艦である同艦は、11月17─22日に行われる、ニュージーランド海軍設立75周年の記念行事に参加する。

ニュージーランドでは非核法の下、首相が承認を与えられるのは、入港する外国船が核兵器を搭載していないと確認した場合のみ。キー首相は18日、「外務省と貿易省のアドバイスを慎重に検討」し、承認を与えたと述べた。

政府は、バイデン米副大統領の7月のニュージーランド訪問後も調査を続けていた。

1980年代半ば、当時の労働党政権は、原子力を動力源としたり、核兵器を搭載したりする艦船の入港禁止を決定。

米国とオーストラリアはこの動きを、ニュージーランドを含む3カ国間で1951年に調印された相互安全保障条約(アンザス条約)違反だとした。米国は1986年、ニュージーランドに対する安全保障義務義務を停止した。

軋轢(あつれき)はあったものの、両国は緊密な同盟関係を維持。ニュージーランドは米国主導のアフガニスタンでの対テロ戦争を支援したほか、イラクの武装勢力の訓練支援に兵士を送っている。