[ジュネーブ 19日 ロイター] - 国連の世界気象機関(WMO)は19日、今後数カ月間に赤道付近の太平洋で海面が低温になるラニーニャ現象が小−中規模で発生し、来年3月頃まで続く可能性があるとの予報を発表した。

ラニーニャ現象は太平洋の熱帯域東部や中部の海水面の温度が下がり、熱帯域の雨量や気温に影響を及ぼす。深刻なケースは洪水や干ばつと関連があるとされてきた。

WMOは声明を発表し「気象モデルを使った予測や専門家の意見は、今年の10月から12月にかけて、小規模なラニーニャ現象が発生し、来年3月ごろまで続く確率が50ー60%あることを示している」とした。

ラニーニャの逆の現象でより大きな被害をもたらすものとして、海面の水温が上昇するエルニーニョがある。エルニーニョは世界の農作物に大打撃を及ぼしてきたが、ここ数カ月で終息しつつある。ラニーニャは、強力なエルニーニョと入れ替わる形で発生することになる。