[ジュネーブ 12日 ロイター] - 国際労働機関(ILO)は11日、2017年版「世界の雇用および社会の見通し」を発表し、経済成長の鈍化、先行き不透明な政治や経済、投資不足などにより、2017年に世界の失業者が340万人増加するとの予測を示した。

ロシアや南アフリカ、ブラジルなど資源輸出に依存している新興国で特に失業が増える見通しだという。

雇用創出不足により、世界の失業者は2017年に340万人増加して合計2億0100万人となり、失業率は16年の5.7%から5.8%に上昇する見通しという。

ILOのガイ・ライダー事務局長は記者会見で「新興国を中心に労働市場の状況が悪化していることが、こうした傾向を招いている」と指摘し、「比較的高水準の現金を保有しているにもかかわらず、企業は投資に不安を抱いている。投資は必要な水準に達していない」と述べた。