突然ですが、「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?

普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー。

今回は、投資というテーマを取り上げた人気マンガ『インベスターZ』(©三田紀房/コルク)より、ビジネスにおいて一番大事なものを説いた言葉をご紹介します。

思い悩んでいる暇があったら動く!

何かアイデアを思いついたり、「こういうことがやりたい」と希望を抱いたりした際、その実現に向けて足を踏み出す前に、しっかりと準備を整えて…と考えてしまいがちです。しかしどこまで準備すれば十分かなど、始める前にはなかなかわかりません。そうして「準備」という名の停滞期に入り、結局行動を起こさない。そんな経験ありませんか?

そんなときに思い出したい1フレーズがこちら!

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©三田紀房/コルク

考えるだけではなにも生まれない
行動だけに価値がある


©三田紀房/コルク

主人公の財前は、先輩に連れられて六本木で開催されているホリエモン主催の「ベンチャー村」を見学することに。そこでは投資家たちの情報交換のほか、投資を受けたい人たちによる投資家たちへのプレゼンなどが行われていました。

多くのプレゼンターが投資を断られる中、京都大学の中川が提案した「不老不死のビジネス」が目に留まり、ホリエモンは3つの条件がクリアできたら投資をすると伝えます。

1つめの条件「不老不死のビジネスアイデアを論理的に説明せよ」をクリアした中川。次に提示された2つめの条件は、「財布と携帯を持たずにヒッチハイクで東京から札幌まで行くこと」でした。

はたして出資に何の関係があるのかとの問いに、ホリエモンは「やってみればわかるよ」としか答えません。最初は知り合いにお金を借りて飛行機で札幌まで行こうと考えた中川でしたが、思い悩んだ結果、「やってみればわかる」というホリエモンの言葉を信じて、本当にヒッチハイクで札幌まで向かうことにします。

制限時間ギリギリで札幌に到着した中川。ヒッチハイクで札幌まで来る過程で、ホリエモンの真意に気付きます。それは「死ぬほど恥をかく経験」。

プライドをかなぐり捨てて、目的のために自分を犠牲にしなくてはいけない、企業を経営すると、そんな試練に何度も遭遇すると、ホリエモンは言います。ヒッチハイクは、それに耐えられるかどうかのテストである、と。

テストに合格した中川は「その気になればやれるものだ」と驚きを隠せません。そんな彼の言葉に「世の中やらないヤツがいかに多いかってことさ」とホリエモンは伝えます。そしてビジネスにおいて一番大事なものは「行動力」であると説くのです。

アイデアなんてなんの価値もない
(中略)
みんな自慢のアイデアを引っ下げて俺のところへ相談に来るけど……
俺は話を聞いてもたった一言しか返さない
シンプルに『やればいいじゃん』って……
するとみんな拍子抜けした顔して帰っていく
彼らがそのあとビジネスを始めたかとというと誰も始めない
アイデアがまだ弱いだの、準備が足りないだの
なんだかんだ理由をつけて思い悩んでいる
成功って実はものすごく簡単……
やればいいだけのこと


©三田紀房/コルク

そんなホリエモンの言葉を聞いて、主人公は冒頭の思いに至るのです。

走りながら考える

何かを始めようとするとき、できれば事前にしっかりと準備をして、万全の状態で臨みたいと思うものです。しかし、それが自分にとって未知の領域だった場合、事前に万全の準備を整えることは不可能に近いですし、そもそも「万全かどうか」を判断する事すらできません。そのためどれだけ思い悩んでも不安が残り、「まだ準備が足りない」と及び腰になってしまうのです。

しかしその不安は、始めてみない限り払拭されることはありません。実際に行動を起こしてみて初めて不安が具体的な課題として可視化され、そしてそうなって初めて対策を講じることができるのです。

思い悩み、ただ考えているだけでは、何も変わらず、何もわからず、何も生み出しません。まずやってみる、行動を起こしてみることは、ビジネスにおいてとても重要なことなのです。

>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ 大事なことは全部マンガが教えてくれた

監修:リクナビネクストジャーナル編集部