22日午後1時55分ごろ、辺戸岬から東約153キロの海上で、米海兵隊のAV8ハリアー戦闘攻撃機が墜落した。同2時35分ごろ、操縦士は米空軍の救難飛行部隊に救助された。在沖米海兵隊は同日午後5時25分、「航空機は第31海兵遠征部隊(31MEU)の所属で、事故原因は現在調査中だ」と発表した。米海兵隊を巡っては、普天間飛行場の名護市辺野古移設計画を巡り県と日米両政府が対立する中、再び起きた航空機の墜落事故で、過重な基地負担に対する県民の反発が強まりそうだ。 関係者によると、事故機は米ノースカロライナ州チェリーポイント海兵隊基地に籍を置き、7月に山口県岩国基地に飛来。8月から嘉手納基地にとどまり、沖縄に拠点を置く31MEUの指揮下に入っていた。第542海兵攻撃飛行中隊の隊長機とみられる。 事故機は午後1時10分に2機編隊で嘉手納基地を飛び立ったのが目撃された。その後、辺戸岬から東約153キロの米軍訓練水域「ホテル・ホテル」に墜落した。操縦士は墜落前にパラシュートで機体を脱出した。機体は発見されていない。 第11管区海上保安本部や県によると、米軍は操縦士救助後の午後2時40分ごろに11管に救難を要請した。11管は巡視艇1隻と航空機1機を現場海域に派遣した。午後3時57分ごろに航空自衛隊から11管に「米軍ヘリが操縦し1人を救助した」と連絡があり、同4時27分ごろ、嘉手納基地から11管への救助要請が取り下げられた。 11管の航空機が上空から現場を確認したところ、漂流物は見つからなかった。海面には長さ約2千メートル、幅約50メートルの薄い浮流油が確認された。