佐賀市の佐賀女子高校(重永哲郎校長)インテリアデザインコースの3年生で、7月にイラストレータークリエイター能力認定試験を受験した16人全員が合格した。同校によると、この試験に高校生が合格するのは県内初で、生徒たちは喜んでいる。

 16人は、プロのデザイナーも使用するコンピューターグラフィック作成ソフト「イラストレーター」を、指示通り正確に操作するスタンダード級を受験した。第1部の実技でウェブデザインの素材を作り、第2部の実践では与えられたデータを使って広告作品を作成した。

 同校は、優秀な絵の描き手とデザイナーを育てようと、昨年から受験に向けて勉強を始めた。デザイナーの小路久男さんの指導を受け、6月からは週4日、1日4時間も打ち込んだ。

 多くの生徒がパソコンの操作に不慣れで、プロのデザイナーが使うソフトに山浦未来さん(18)は「独特の機能を覚えるのが大変だった」と苦労を振り返るが、担任の後藤淳子さん(44)は「高校生にとっては難易度が高かったが、積極的に意欲を持って取り組んでいた」と目を細める。

 デザイナーを志す松本七海さん(18)は「将来必要になってくる資格を、高校で取得できたことは自信につながる」と話した。3年生は、11月の県高校総合文化祭に展示する大作をイラストレーターで制作する。山浦さんと松本さんは「みんなが身に付けた技術を生かして、集大成を見せたい」と気持ちを高ぶらせている。