■釉薬工夫、色が変わる!?

 西松浦郡有田町の陶磁器商社「金照堂」(金子真次社長)が開発した土瓶とカップが、パリで10月から半年間展示される。光が当たる角度によって色が変わって見えるよう絵の具や釉(ゆう)薬を工夫しており、金子社長は「有田の高い技術があって完成できた。ヨーロッパでの反応を知りたい」と期待している。

 九州、関東、中部、近畿の4経済産業局が日本の魅力を発信する「クールジャパン」の一環として実施する。有田焼など地域の伝統技術を生かした14都府県の31製品を並べる。海外の消費者の好みを調べる機会を提供し、中小企業の欧米進出を支援するのが狙い。

 ルーブル美術館に近い市街地のショールーム「メゾン・ワ」に展示し、販売もする。出展企業は現地の日本人スタッフから、客の評価や要望を受け取れる。

 土瓶とカップは昨年秋から売り出した。金属的な光沢のある緑、青、紫の3色。佐賀県が有田焼創業400年事業で8月に行った米・ニューヨークでの展示でも好評だった。

 パリでは有田焼以外に、浮世絵を彫った群馬県のきり箱や、石川県の加賀友禅柄をあしらったタイツ、柄を自分でデザインできる兵庫県の日本刃物のナイフ、洋食器に合わせやすく設計した福井県の若狭塗箸、福岡県の手すき和紙を使った照明などを展示する。