飯能市は22日、台風16号などの雨の影響により、同市中藤下郷地区の民家脇のコンクリート塀の崩落の危険性が高まったとして、市庁舎に災害対策本部(本部長・大久保勝市長)を設置するとともに、同地区の民家14棟に避難勧告を発令した。降雨などの災害を理由に同市が住民に避難勧告を発令したのは、2011年9月に同市虎秀地区で発生した土砂崩れに次いで2回目。
 同棟の住民計13世帯23人(大人20人、中・高校生3人)は20日に自主避難しており、負傷者はないという。
 市によると、台風16号の雨の影響により、20日に同地区の山間部の民家脇のコンクリート塀(幅約70メートル、高さ約3メートル)が幅約40メートルにわたり傾き、隣接する民家に接触した。この塀が崩落する危険性が出たため、住民23人は同日、近くの自治会館に自主避難した。
 21日、現地を調査した専門業者らは、今後も崩落の危険性があると判断。22日、早朝から雨が降り続いたため、崩落の危険性が高まったとして、市は現地の道路脇やコンクリート塀脇に土のうを設置するなどの応急処置を実施する一方、同地区への避難勧告を発令した。