24〜30日までの「結核予防週間」を前に、県は「結核は昔の病気と思われがちだが、現代の病気。2週間以上、咳(せき)や痰(たん)が止まらなかったら医療機関で受診を」と呼び掛けている。
 県疾病対策課によると、結核は結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気。痰に結核菌が含まれる患者が咳をすると空気中に飛び散り、周囲の人が吸い込むことによって移る。咳、痰、急激な体重減少や倦怠(けんたい)感などの症状が一般的だが、顕著な症状が出ない場合もあり、発見が遅れることが少なくないという。
 結核はかつて「不治の病」として恐れられた。抗結核薬が開発されて以降、患者数は減少してきたが、1997年に38年ぶりに増加。最近5年間も国内の患者数は2万人前後で推移し、県内では千人前後の患者が出ている。死亡する患者も多く、2011年には県内で114人が亡くなった。
 昨年の県内患者数955人(死亡者数87人)のうち、75歳以上の高齢者が381人と約4割を占めた。今年は8月末現在、県内では663人の患者が出ている。同課は「高齢者の割合が高くなっている。また抵抗力の弱い乳幼児が感染すると、重症になりやすいので注意してほしい。予防にはBCGワクチンの接種が有効」と話している。
 問い合わせは、県疾病対策課(電話048・830・3557)へ。