任天堂は13日、新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を3月3日に、日本、米国、カナダ、欧州主要国などで発売すると発表した。価格は2万9980円(税別)。新型機の投入で、近年は不振だったゲーム機事業の拡大につなげる。

■スマホ連携「チャット」や、新機能「HD振動」

 スイッチはテレビにつなぐ据え置き型でありながら、本体やコントローラーを取り外して持ち歩く携帯型としても遊べるのが特徴。平成24年12月に発売した据え置き型の「Wii U(ウィー・ユー)」以来の新型機となる。

 この日、東京都内で開かれたスイッチの発表会で、任天堂はスマートフォンなどと連携したオンラインサービスで友達と遊ぶ約束をしたり、チャット(会話)を楽しんだりできる機能なども公表。対応ソフトの充実により、主力事業であるゲーム機とソフトの販売を伸ばす狙いだ。

 発表会で明らかにされたのは、スイッチのコントローラーに搭載された「HD振動」という新機能。これは、緻密な振動により、コントローラーを握っている手にさまざまな感触を伝えることができるものだ。「グラスの中で氷が揺れている」と感じさせる臨場感も表現できるという。

 この機能を生かした「ワンツースイッチ」というソフトでは、ガンマンになりきって早撃ちを競ったり、牛の乳搾りを疑似体験できるという。担当者は「パーティーの定番、コミュニケーションのきっかけになる」と強調。他にも、コントローラーの前にかざした手までの距離を測れるなど、新機軸のゲーム提供に向けた工夫がしてある。

 発表会では、「ゼルダの伝説」の最新作を3月3日に、「スーパーマリオ」の最新作を今冬に発売するなどの予定が公表された。約50社80タイトルのゲームを開発中という。

 任天堂は14、15日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で一般向けに体験会を開催。発売前に一足早く遊ぶことができる。