電池なしでもラジオが聞ける「手回し充電ラジオ」は、一家に1台備えておきたい防災グッズ。種類がいろいろありますが、使いやすさなどを検証しました。

 試したのは、ABCDの4機種=表参照。いずれもライト機能があり、ABCの3機種はAMとFMの両方が受信可能。携帯電話やスマートフォンへの充電機能付きです。Dは、FMのみの受信で、充電ができるのは携帯電話だけでスマホには対応していません。

 まず、ラジオのボリュームを4機種とも同じになるように調節し、AMの同じ放送局が聞ける状態にしておきます。充電を空にした後、ハンドルを1秒間に2回転のスピードで1分間回します。4機種同時に電源を入れてラジオを受信、電源が切れるまでの時間を計測しました。同様の手順でFMでも試しました。

 その結果、最も作動時間が長かったのはBで、AMは75分10秒、FMは65分28秒と1時間以上聞くことができました。次に長かったAは、AMが50分19秒、FMが44分43秒で、Bほどではありませんが1時間近く聞けました。最も短かったDはFMが1分54秒しか聞けず、Bとは1時間以上の差がありました。

 次に、手回しのしやすさを検証するため、親指に感覚を数値化するセンサーを取り付け、1秒間に2回転のスピードで回したときにかかる負荷を測定しました。負荷が少ないほどハンドルを回しやすいことを意味し、負荷が少なかった順に、A▽C▽B▽D−でした。実際、AとCは1分以上回しても疲れにくく、特にAはハンドルが握りやすく本体もつかみやすいなど使い勝手が良く、数値以上の回しやすさを感じました。

 また、スマホをABCにつなぎ、1分間の手回し充電をしました。いずれもスマホ電池残量は1%も増えず、充電量は微量でした。

 結果から、Aは手回しがしやすい上、長くラジオが聞けました。手回しの場合、スマホなどの充電機能はいずれも今ひとつでした。

■(エフシージー総合研究所 )=次回は10月7日掲載予定