【ダバオ=酒井充】フィリピンを公式訪問中の安倍晋三首相は13日午前(日本時間同)、首都マニラで12日に行った首脳会談に続き、南部ミンダナオ島のダバオ市にあるドゥテルテ大統領の私邸を訪れ、朝食をともにした。少人数会合や懇談も相次いで行った。

 ダバオはドゥテルテ氏の地元で、外国の首脳が訪問するのは安倍首相が初めて。少人数会合などでは、20日に就任するトランプ米大統領についても意見交換したとみられる。首相は昨年11月に大統領選当選直後のトランプ氏と世界の首脳でいち早く会談。オバマ米政権を批判してきたドゥテルテ氏は、トランプ氏には期待感を示している。

 首相は、絶滅危惧種のフィリピンの国鳥「フィリピンワシ」の命名式にも臨んだ。保護されたメスのワシについて、日本を象徴する桜にちなみ、「Sakura」と名付けた。

 一方、首相に同行している昭恵夫人は、かつてダバオに在住した日本人も埋葬されている「ミンタル墓地」を墓参。同墓地にはドゥテルテ氏がダバオ市長時代に私費で建立した慰霊碑がある。