世界最高峰のウインドサーファーが一堂に会する「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会」が5月11〜16日、神奈川県横須賀市の津久井浜海岸で行われることが決まった。日本での同ワールドカップの開催は平成5年の静岡・御前崎大会以来24年ぶりとなる。横須賀市はマリンスポーツの“聖地”として、地域活性化に弾みをつけたい考えだ。

 会場となる津久井浜は横須賀市南部の金田湾内にあり、年間を通じて安定した風が吹いていることからウインドサーファーに人気という。ワールドカップでは「スラローム」というスピード感あふれる競技が行われる。

 参加選手は世界のトッププロ選手約80人で、観客動員数は約3万人を見込む。マリンスポーツの体験コーナーや横須賀市や三浦市の名産品を中心とした物販イベントも行う。

 ウインドサーフィンは、五輪正式種目になっているメジャーなスポーツであり、特に欧州での人気が高いことで知られる。ただ、世界の競技人口は約1500万人を数えるが、国内の競技人口は約50万人で、「今後も伸びしろが見込めるスポーツ」(横須賀市)としている。

 市によると、競技団体のPWA(プロフェッショナル・ウインドサーファーズ協会)などから、「5年間継続して、横須賀市でワールドカップを開催してほしい」との打診を受けているという。

 ワールドカップのメインスポンサーとなった全日本空輸の社内提案制度で27年、ウインドサーフィンを愛好する社員から提案があり、競技団体が有力候補地の一つとして津久井浜を視察。誘致実現に向け、市などが中心となり、宿泊施設の確保など受け入れ態勢の整備を進めていた。

 開催を契機に、市ではマリンスポーツの普及に取り組む方針だ。