パ・リーグの覇権を争う直接対決で連敗し、苦境に立たされたソフトバンク。工藤監督は「点を取っては取られ、そこが一番痛かった」とほぞを噛んだ。

 打線は中村晃の本塁打で先制したが、先発の武田が二回に3安打を浴びて逆転を許した。六回にも3連打で1点を失い、この回途中で降板。「ふがいない内容となった。六回に粘れていれば」と悔やんだ。

 工藤監督は「調子の良い者を前に並べてクリーンアップで返したい」と考え、前日に大谷からタイムリーを打った本多を3カ月ぶりにトップバッターに起用。しかし、肝心の主砲内川が、チャンスでポイントゲッターになれなかった。

 内川は1点を追う三回2死一、三塁の場面で空振り三振。五回2死一、二塁でも投ゴロに倒れ、満員の観衆からため息が漏れた。

 今回の対日ハム2連戦では得点圏に走者を置いた場面で4回打席に立ったが、いずれも凡退。9月は4番の働きで何度も勝利に貢献してきた4番は勢いを止められ、試合後は厳しい表情のまま足早に球場を離れた。

 日本ハムにマジック6が点灯し、残り試合を考えると星勘定も厳しくなったが、工藤監督は「1つも負けないつもりでいく」と前を向き、目を見開いた。

(上阪正人)