【ニューヨーク=上塚真由、ロサンゼルス=中村将】米南部ノースカロライナ州シャーロットで20日、黒人男性が黒人の警察官に射殺された事件で、発生から3日目となる22日夜も住民による抗議活動が続いた。シャーロットのロバーツ市長は同日、夜間の外出禁止命令を発令し、警備体制を強化。男性が射殺された際の映像の一般公開をめぐって警察と遺族が対立するなどし、緊張が依然続いている。

 事件では、シャーロットの集合住宅の駐車場で黒人のキース・スコットさん(43)が警察官に撃たれて死亡。警察官はスコットさんが当時、銃を所持していたと説明しているのに対し、遺族側は所持していなかったと反論している。

 地元警察は22日、射殺された際の2つの捜査カメラの映像を遺族に見せた。警察は捜査中を理由に一般公開を認めていないが、遺族側は一般にも公開すべきだと主張している。

 22日の抗議活動には数百人が参加。同州などは州兵を動員するなど厳戒態勢を敷き、警察との目立った衝突は起きなかった。

 また、地元警察は22日、21日の抗議活動の最中に一般の参加者に撃たれ、重体だった男性(26)が死亡したと発表した。

 一方、米南部オクラホマ州タルサで今月16日、黒人男性が白人の女性警察官に射殺された事件で、検察当局は22日、過失致死罪でこの警察官を訴追した。米メディアが報じた。タルサの裁判所付近には黒人団体のメンバーらが集結し、殺人罪での訴追を要求するデモが行われた。

 警察は事件後、当時のビデオ映像を公開。道路の真ん中に停車した自分の車に向かって両手を挙げて歩いていた黒人男性(40)が女性警察官に背後から撃たれ、倒れ込む様子が映っていた。男性は搬送先の病院で死亡した。