阪神タイガースの聖地に歌姫、降臨−。声優で歌手、水樹奈々(36)が22日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で一夜限りの単独ライブを開き、降り続く雨を吹き飛ばすパワフルボイスで「STARTING NOW!」など全27曲を熱唱した。

 バックスクリーンをメーンに、U字型にグラウンドに突き出たステージを駆け抜けた水樹。「The NEW STAR」を歌う前には、左中間スタンド上方からワイヤの宙づりで登場して驚かせた。

 さらに、巨大な恐竜の骨格模型に乗って場内を歌って回り、観客全員からジェット風船も乱舞…。3時間半を超えるライブの後半はドシャ振りの雨の中、花火も打ち上げ水樹ワールド全開。ずぶぬれになりながらも、3万7000人を感激と興奮のるつぼにたたき込んだ。

 92年の歴史を誇る甲子園で女性ソロアーティストの公演は初。10歳から阪神ファンとあって、球団の聖地独占に「夢みたい! 忘れられない夜にするぜ!」と笑顔でシャウト。阪神の球団歌「六甲おろし」を初チャレンジしたサックスで演奏するサービスも…。

 「今年は夏のツアーがなかったので、寂しかった。みんなに会えてうれしかったよ!」とファンとの再会にも喜びを爆発させた。12月21日にニューアルバムを発売。来年1月7日から名古屋・日本ガイシホールを皮切りに、7年ぶりに冬の全国ツアーを行うことも発表した。