昨年大みそかをもって解散したSMAPについて所属事務所のジャニー喜多川社長(85)が13日、東京都内で言及した。契約が切れる9月にジャニーズ事務所を退所するメンバーがいるという報道に対し、「そんなやぼっちいタレントじゃない」と発言。SMAPの頭文字から「素晴らしい、メモリー、ありがとう、パワー」と5人にエールを送り、ソロ転向後も「永遠にバックアップする」と約束した。

 国民的グループの解散から13日。そして、くしくも解散騒動が表面化してから丸1年。ジャニーズ事務所のトップが、SMAPについて語った。

 この日、東京都内で行われた「滝沢歌舞伎2017」の取材会。同席したジャニー氏は報道陣に対し、「みなさん、なにか聞きたいことがあるみたい」と笑みを浮かべて自ら切り出した。

 ジャニー氏が取材に応じるのは昨年5月以来で、解散後は初。「僕も何も知らないですから、正直なところ」と前置きした上で、結成時に「Sports Music Assemble People(スポーツと音楽を融合する人々)」の頭文字をとってSMAPと命名したジャニー氏は「素晴らしい(S)、メモリー(M)、ありがとう(A)、パワー(P)」と5人にエール。SMAPに新たな意味を加えて、結成から28年、CDデビューから25年、常に芸能界の第一線で活躍してきた5人をねぎらった。

 バラエティー進出や、ソロでも司会、俳優として存在感を発揮し、新たなアイドル像を確立したSMAP。今年からソロ活動だけになった5人に、ジャニー氏は「一人一人やっていける自信がついていると思う。一人一人が充実してやれるんじゃないか。こんな素晴らしいことはない」と太鼓判を押した。

 解散発表前の昨年5月、サンケイスポーツなどの取材に対応した際も、記者の空気を察して自らSMAPについて切り出した。その際「解散はあり得ない。みんな出ていくわけがない」と明言し、デビュー25周年も「盛大に(コンサートなどを)やるべき」とグループ活動の活発化を要望。その後、メンバーを説得するために自ら話し合いを重ねるも説得できず、SMAPは8月に解散を発表した。

 ジャニー氏は、5月の「解散はあり得ない」発言に対して「僕は(あのとき)正直に言っている。なんの嘘もない。時と場合によってニュアンスが違ってくることもある」と振り返り、グループを存続できなかったことには「お謝りしたい」と頭を下げた。ファンに対しても「僕も同じ。悲しい」と声を落とした。

 ただ、今はメンバーの決断を尊重して「心機一転メンバーがますます、それぞれの世界を作りあげていく期待がものすごくある」と力を込めた。

 木村拓哉(44)以外の4人には、独立や事務所を退所するという報道が乱れ飛んでいる。ジャニー氏は「それぞれの気持ちがある」とメンバーの判断に一任することを強調しつつ、「みんな、出ていくことを前提で話していないと思う。そんなやぼっちいタレントじゃない」と明言した。

 今後については「僕は絶対永遠に後押し、バックアップ、応援していくつもり。誰に対しても。それは間違いない!!」とキッパリ。5人へのサポートを力強く宣言した。

★V6・三宅「一つの時代終わった」

 取材会に同席したV6の三宅健(37)とタッキー&翼の滝沢秀明(34)もSMAPに言及。昨年12月26日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」最終回を見たという三宅は、「心にぽっかり穴があいたよう。一つの時代が終わってしまった。すごい寂しい気持ちになった」と悲しげ。滝沢は「(解散した)実感がない。今でもSMAPのワードが出てくるのはすごい」と存在の大きさを改めて感じていた。