岡山県内の障害者の芸術作品を展示する「きらぼし★アート展」(山陽新聞社会事業団主催、県、県教委、山陽新聞社共催)が16日から4会期に分け、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ギャラリーで開かれる。同事業団(松田正己理事長)の創立70周年記念事業で、県内全域から障害者の作品を公募する初の展覧会となる。 障害者の絵画など、美術の専門教育を受けていない人たちの作品は「アール・ブリュット『生(き)の芸術』」と呼ばれ、社会参加を進める手段としても注目されている。昨年、障害者の芸術文化活動を推進する知事連盟(岡山など36都道府県加盟)が発足するなど評価の機運が盛り上がり、県内の関係者からも作品を一堂に展観する機会を望む声が上がっていた。 4会期のうち3回は、早くから熱心に障害者の芸術活動に取り組んできた施設や学校がそれぞれ企画する。初回(16〜22日)は県立岡山西支援学校(岡山市北区田中)の全児童生徒150人が1点ずつ、絵や写真、絵手紙、造形作品などを展示する。第2回(4月3〜9日)は社会福祉法人・ももぞの学園(岡山市北区粟井)、第3回(4月10〜16日)は同・旭川荘(岡山市北区祇園)が出展する。 最終回は全県選抜展として5月22〜28日に開催する。展示作品は県が昨年募集したデザインコンテスト原画の応募作品440点と、今春公募する作品を合わせた中から選ぶ。 4回の展覧会を通じ、選考委員による審査で大賞などの優秀作品を選び、表彰する。備前焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)伊勢崎淳氏=備前市、版画家高原洋一氏=岡山市、元支援学校教諭でアール・ブリュット支援者の射矢諄一氏=倉敷市=に選考委員を委嘱している。 入場無料。初回展の開場時間は午前10時〜午後5時(初日は午後1時から、最終日は午後1時まで)。