新しい家電製品を買いたいけれど、今使っている物がなかなか壊れない。逆に、長く使おうと思って買った製品が、ほんの1−2年で壊れてしまった。そんな経験はないだろうか。後者は消費者にとって実に恨めしいが、前者もある意味で「恨めしい」のである。中国メディア・中国質量新聞網は19日、「恨めしいほど壊れない製品を作ろう」とする記事を掲載した。

 記事は、先日中国企業のファーウェイ(華為)の任正非社長が会社内の懇談会にて、「新しい洗濯機を購入しようと思ったが、今使っている日本製のものが壊れず、恨めしい」といったエピソードを披露したことを紹介。その「恨めしい」気持ちについて、羨ましさや妬みからくる恨めしさと、自らの製品がすぐにそのようなレベルに到達できない恨めしさが混じっていると解説した。そして、この思いから任社長が日本企業から学ぶことを決心し、長年の努力によって世界的な名声を勝ち取って「他人から恨めしいと思われる対象」となったとした。

 そのうえで、日本企業の製品が優れている背景として「匠の精神」や「一生懸命」、「一筋」といった概念について言及。一方で、悠久の製造業の歴史を持つ中国では伝統を受け継ぐ力が不足していると指摘し「中国企業が今やるべきことは、日本企業を見習って匠の精神や企業家精神を質の文化づくりに生かし、高品質な製品を作って名ブランドを育てることだ」と論じた。

 そして最後に「中国の大企業の多くが、使っても壊れない『恨めしい』製品を作れるようになる日が来ることを信じている」と結んだ。

 中国ブランドの製品に対して日本の消費者はなおも「作りが雑」、「すぐ壊れる」、「安かろう悪かろう」といったイメージを持っているのではないだろうか。以前に比べれば技術力も品質も高まっているはずなのに、一度ついたイメージを拭い去るのは実に難しい。「丈夫で長持ち、高品質」が中国製品の代名詞になる日は、やって来るだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)