中国では日系の自動車が一定のシェアを獲得しており、日本企業にとっては非常に重要な市場の1つとなっている。一方、中国国内には種々の理由から日系自動車を嫌悪し、不買を呼びかける人も存在するようだ。

 中国メディア・今日頭条は19日、「中国人が日系車を購入しない6大理由」とする記事を掲載した。記事は「実のところ、路上で見かける自動車の大多数は日系車だ。ここ数年で日系車はさまざまな事を経てきたが、その販売量はなおも素晴らしいものである」説明。そのうえで、「では、ある人が提起した日本車を絶対に買わない6つの理由が、的を射ているかどうか見てみよう」とした。中国人全員が日系車を買わないということではなく、「日本の車は買わないと言い張る中国人が抱きがちな6大理由」と捉えるべきだろう。

 記事が示した6つの理由は「部品をケチっているのに価格が高い」、「信頼性が低下している」、「なんといっても日系車だから」、「中国の消費者を差別しているから」、「安全性能が低下しているから」、「国産車が成長しているから」だ。簡単にまとめると、「日系車は部品をケチっているために性能が低下しているが、危険性のテストを行わないまま中国で売っている。それなのに値段は高いまま。一方、わが国産車はどんどん質をあげているうえ、値段が安い。それに何といっても愛国的な感情があるから、日本の自動車など買わない」といったところである。

 このような「理由」が出回る背景には、「日本の自動車はボディが薄いから安全性が低い」という風評がまことしやかに中国のネット上でささやかれていることがありそうだ。また、昨今世間を騒がせた日本メーカーによる燃費偽装といった不祥事の影響もあるのだろうか。記事のコメント欄では「何と言おうと、市場の動向こそが正義」、「大事なのは自分の感覚だ」といった感想が見られた。日系車を買うのも自由であれば、買わないのも自由なのである。(編集担当:今関忠馬)(写真は、中国・北京、写真提供:(C)Pashkov Andrey/123RF)