日本人が電車や地下鉄に乗ってよくやる行為と言えば、なんだろうか。読書、音楽鑑賞、スマホいじり、ゲーム、おしゃべりといったところだろう。そして忘れていけないのは、治安のよい日本ならではと言えそうな「居眠り」だ。夜遅い電車でサラリーマンたちが熟睡する光景は、なんとも言えない哀愁を感じる。

 中国メディア・今日頭条は13日、「日本の地下鉄で見られる4種類の人から垣間見える、日本という国の性格」という文章を掲載した。文章は、エスカレーターを自力で登っていく人びと、「自分は若い」として譲られても席に座ろうとしない年配者に加えて、電車の中で居眠りをする人たちと、奇声をあげたり奇妙な動きをする人たちについて紹介している。

 車内で居眠りする人は特にサラリーマンで多く、目を閉じて舟を漕ぐ人のほかに、頭を隣の人の肩にもたれかけて寝る人さえいると紹介。電車が止まってドアが開いた瞬間、居眠りしていた客がパッと飛び起きて衣服を正して降りていくのであるとした。

 また、「電車のなかで日常的に言動の怪しい客に遭遇する」とも説明。50歳ぐらいの男性客が乗車するとすぐに靴を脱いで胸元に抱え、空いているのにずっと厳しい表情で立っている、ある客は車両中を歩き回ってこぶしを突き上げながら選挙について演説している、などといった事例を挙げた。

 そして、日本の地下鉄で見られるこのような光景は「この国の性格を示している」と解説。「日本は正確、精密な国であるとともに、変態な国だと思わないか。そう、まさに正確、精密を強調する集団ゆえに、日本社会にはストレスが充満しており、くたびれる社会になっているのだ。集団主義を強調し過ぎ、個性を殺すことで、数多の精神失調者を産むのである」と論じた。

 なかなか辛辣な評論ではあるが、果たしてわれわれはこの評論を真っ向から否定することができるだろうか。終電間際の電車でネクタイをほどいて「爆睡」しているサラリーマンたちを見ると、頭が下がる思いがすると同時に「こんな社会でいいのか」という疑問が頭をよぎる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)