もし道路上に信号機がなかったとしたら、そこに生じるのは自由ではなく、混乱だというのは誰にでも容易に想像がつく。この例えは適度なルールの存在とそれを遵守することは社会にとって大きな価値があることを示すものだ。

 中国メディアの今日頭条は20日、日本のドライバーたちが示す優れた運転マナーと中国のドライバーたちの運転を対比させつつ、日本のドライバーたちを絶賛する記事を掲載し、「旅行期間中に日本の交通から受けた印象とはすなわち、スムーズさと秩序であり、道が狭くても、必ずしも渋滞するわけではないことがわかった」と絶賛している。

 記事は日本のドライバーたちは「突然、車線変更して割り込むことや、ゆっくり走って車道を占拠することはしない」と紹介、また他の車両に迷惑をかけないことが日本の運転ルールとなっていることを説明。こうしたルールについて「非常に羨ましい」と率直な感想を漏らし、中国のドライバーたちは割り込みを習慣にしていると指摘した。

 また、日本のドライバーたちは交差点で右折する際に直進車を必ず優先するが、逆に中国のドライバーたちは「直進車のことなど考えていられない。自分が先に曲がる」と考えると説明。またドライバーたちは歩行者を優先し、歩行者も車両にお辞儀をして感謝を示すのが日本であると紹介した。

 記事は「日本のすべてドライバーは交通ルールを遵守しており、これは中国が学ぶべき点だ」とし、日本のドライバーたちのマナーを絶賛している。中国では中央分離帯のない2車線の道路に平然と路上駐車するドライバーがいる。その車道を走行する他のドライバーたちは必然的に片側交互通行を強いられることになるが、こうした事例からも分かるとおり、結局のところ中国のドライバーたちには日本のドライバーたちが持つ「他の車両に迷惑をかけない」という一種の公徳心が欠如しているのではないだろうか。

 記事が日本のドライバーたちに公徳心がある点を「羨ましい」と感じたのは、中国の路上で「自分さえ良ければ問題ない」というドライバーたちの態度が作り出す無秩序を嫌になるほど見ているからだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)