中国メディアによる日本の文化や生活習慣の紹介記事を見ていると、実際の状況や感覚とは異なる部分が少なくないことに気づく。しかし、中国の市民はこれらの情報から日本や日本人について理解しているため、さまざまな誤解を持っているのである。中国メディア・今日頭条は23日、「中国人が日本人に対して持つ、5大誤解」という記事を掲載した。

 記事は、「歴史的な原因なのか、文化的な原因なのか、中国人と日本人が和気あいあいとやっていくのは難しいようである。実際、この隣国どうしの間には、あまりに多くの誤解が存在するのだ」と説明したうえで、多くの中国人が抱きがちな日本に対する5つの誤解を紹介している。

 1つ目は「日本人は老若男女問わずみんなマンガが好きだ」という点。記事は、今の若い日本人は昔の若者ほどマンガを見なくなり、スマートフォンのゲームに夢中になっているとした。また、1980年代以前生まれのマンガ大好き世代も、加齢や生活環境の変化に伴ってマンガに対する愛好も弱まっていると説明した。

 2つ目は「日本人は寿司や刺身ばかり食べており、寿司ではサーモンが代表格である」という認識だ。日本料理にはさまざまな種類があるうえ、食生活の多様化により洋食や中国料理も食べる日本人は、寿司や刺身を毎日食べるようなことはあり得ず、食べても1−2週間に1回程度であると論じている。

 3つ目の誤解は「多くの日本人が畳で寝ている」で、4つ目は「日本人は仕事に熱心で、会社がほぼ家のような状態になるほど苦労して働き、過労死という言葉も生まれた」というものだ。4つ目は大きな誤解ではないように思えるが、記事は「実は日本人のストレス耐性が弱いことが主な理由。中国の工場で少しの残業代のために命がけで働く労働者に比べれば、日本人の仕事の強度はちっとも大したことないのである」という大胆な論理を展開した。

 最後の5つ目は「日本の女性は優しいだけでなく夫に従って家庭を守る良妻賢母である」というもの。夫に従うのは表面的な部分であり、気に入らないことがあれば間接的な態度で示し、最終的には夫の譲歩を勝ち取るのである、と説明している。さらに、「日本女性の性格は、実はかなり屈強だ。家の絶対的な権力と、家庭の財産管理権を掌握しているのである」と解説した。

 4つ目と5つ目は、逆に新しい誤解を生みかねない説明であり、にわかには賛同しかねる。「こういう人もいれば、そういう人もいる」というのが本当のところだろう。一方で、われわれ日本人も同様に、中国人に対して多くの偏見や誤解を抱いている可能性があることには気を付けなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)