日本の農水産物の美味しさは中国でも広く知られており、コシヒカリのようなブランド米や神戸牛のようなブランド肉の名前は中国でも有名だ。また、近年は日本の農産物が中国で販売されるケースも増えつつあり、高額ではあるものの味は非常に良いと評価されている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国国内で販売されている日本直輸入の果物は非常に高額であることを指摘しつつ、その高額さの理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、中国国内であればリンゴが9−12個ほど入った箱が80元(約1200円)もあれば購入できると紹介する一方、日本産のリンゴは中国で同じ数量で580元(約8800円)もすることを紹介。続けて、日本産の果物が高額である理由は「国土の小さい日本は耕地が少ないうえ、日本の消費者の厳しい要求があるため」であるとし、大きさや甘さなどの「規格」面で厳格な選別が行われているためだと論じた。

 また、中国と異なり、「生産量を最大化するためであれば、人体に有害な農薬を使用する」という問題のある行動は日本では見られないと指摘、安全性にも十分すぎるほどの配慮がなされていることを紹介。こうした要因によって日本の農作物は高額なのであり、中国で販売される日本直輸入の果物も高額なのだと伝えた。

 日本でもたびたび報じられるとおり、中国では食の安全性が大きな問題となっている。重金属カドミウムに汚染されたコメ、下水道にたまった油を精製した下水油など、問題は枚挙に暇がないほどであり、中国の消費者たちはおいしく、安全な食べ物を求めている。日本の果物や農作物の中国での販売価格がもう少し下がれば、需要はさらに拡大するのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)