中国の経済状況について、1980年代末から90年代初めのバブル崩壊前の日本に似ているという人がいる。果たして本当にそうなのかはそれぞれの視点によって見解が異なりそうだ。もし似ているならば、当時の日本社会におけるトレンドに、今の中国人が共感する部分があるかも知れない。

 中国メディア・人民網は26日、日本のバブル時代に流行していた言葉を紹介する記事を掲載した。記事は日本のバブル景気時代を「日本経済が最も輝いていた時期で、日本全体がお金に酔いしれていた」と説明。今ではすっかり「死語」となり、誰も使わなくなった当時の流行語から、バブル時代の文化をうかがい知ることができるとして、15のワードを示している。

 記事が紹介したのは「朝シャン」、「イタめし」、「おたく族」、「オバタリアン」、「オヤジギャル」、「肩パット」、「財テク」、「しょうゆ顔」、「セカンドバッグ」、「ソバージュ」、「花金」、「プロデューサー巻き」、「ボディコン」、「ワンレン」、「ドライ戦争」だ。いずれも、当時流行の先端にいた「バブル世代」にとっては、古き良き時代の懐かしい言葉ではないだろうか。

 「イタめし」は、所得が上昇したことによる高級志向、外国志向の現れと言える。「オバタリアン」は中高年女性に限定されているが、今の中国では「自分の利益最優先」というエゴイズムやモラルの低下が大きな社会問題になっている。「財テク」は言うに及ばずといった感じだ。「ボディコン」については、過激な格好で目を引くモーターショーのコンパニオンを連想させる。

 いささか強引かも知れないが、世の中がどこか地に足がつかず浮かれている、といったムードはどことなくバブル景気時代の日本に通じているように思える。特に、「爆買い」と称されるようなお金の使い方に、そのようなニオイを感じはしないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)