国慶節の連休を利用して、多くの中国人が日本の観光地を訪れた。そんな彼らをよく観察していると、「どうしてそんな格好なの、どうしてそんなことするの」と不思議に思う点があるものだ。例えば、小学生くらいの子どもを含めた全員が、同じようなサングラスを掛けている家族連れ。日本人からしてみると、やはりなんとなく違和感を覚えはしないだろうか。

 中国メディア・今日頭条は4日、中国人には理解することが難しいという、日本人の趣味や嗜好について紹介する記事を掲載した。記事は冒頭、日本人と中国人はなまじ同じ文化的根源を持っていて、ともに漢字を言語として利用しているゆえに、相互理解が妨げられていると説明している。確かに、その点は否めないかもしれない。

 記事が示した、中国人には理解できない日本人の趣味趣向とは何なのか。「メガネをかけている人が多い」、「カレーが好き」、「きれい好き」、「長話が好きではない」、「列に並ぶのが好き」の5点だ。若干賛同しかねる部分もありそうだが、まずはその「言い分」を見てみよう。

 メガネについては「30代男性の半数以上はメガネをかけている」とのこと。また、子どものメガネ使用者も多いとしている。その理由は、漢字、ひらがな、カタカナが混在した日本語は、目に大きな負担がかかるからだとか。そして、簡体字の漢字のみ用いる中国人は、日本人より目の負担が小さく、メガネ使用者が少ないそうである。むしろ、中国人の子どもや学生のほうがメガネ率は高そうなのだが・・・。

 日本人のカレー好きついては、中国ではカレーを食べる習慣がなかったのだから、にわかに理解できなくても致し方あるまい。きれい好きについては、湿気が高く物が腐りやすいからという説を紹介。一理ありそうだが、日本古来の信仰や思想に基づく部分もあるはず。これを理解するのは、やはり難しいのかもしれない。

 民族レベルのみならず、同じ民族の個人レベルだって、相手のことを理解するには相応の努力が必要である。「理解できない」として理解しようとする努力を安易に怠ったり、排斥したりしていては、いつまでたっても相互理解には至らない。なぜだろう、と興味を持って理由や背景を考え、理解しようとする人ほど、異なる文化を持つ人とのコミュニケーションに長けているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)