多くの人は他国の文化に興味を抱く。それは先進や旧態などの理由からではなく、純粋な好奇心や憧れからかもしれない。日本文化も独特で多くの外国人の興味を引いているが、中国メディアの界面はこのほど、日本の高級ブランドはなぜ英語など西洋風の名前を好んで使うかを考察している。

 まず記事は、日本製品の多くは英語やフランス語などの単語を使ったものが多いと指摘し、日本の大手化粧品メーカーのハイブランド製品は中国でよく売れているものの、多くの中国人消費者は同ブランドの名前を正確に読めないはずだと主張した。

 日本には老舗企業を中心に漢字表記の会社やブランドはあるものの、明治維新の際に日本は進んで西洋文化を取り入れ、また1885年に日本式ローマ字が発案されたことで日本語に多くの英単語が導入されたと紹介。例えば、プレゼント、ホテルなどの日本語は基本的に元の言語の発音に聞こえるものだとし、カタカナとローマ字の助けによって日本人は英単語を簡単に表記できると紹介した。

 確かにカタカナとローマ字の存在が、日本語に英単語が導入されるきっかけになった可能性は高い。また、日本企業や日本製品が西洋風の名前を付けるのは、日本人のなかに欧米や海外製品に対する憧れがあったためではないだろうか。一方、中国では欧米の固有名詞は発音に近い漢字を当てて使うが、漢字による当て字であるため発音を聞いただけではピンとこないものが多い。中国にも中国語の発音をラテンで表記するピンインという発音表記体系があるが、企業や製品名はあくまでも漢字で表記することが多い。だからこそ、余計に中国人は日本の製品や企業が西洋風であると感じるのではないだろうか。

 日本の高級ブランドに「西洋風」の名前が多いという主張に対し、記事には中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。例えば、「日本人は自分たちを西洋人だと思っているのではないか」という意見のほか、「日本製品は世界中で販売されるからではないか」といった考察のコメントがあった。そのほか、中国ではしばしば非難の対象となる「西洋崇拝」という言葉を持ち出し、「日本人も中国人と同じで、結局は欧米を崇拝しているかに違いない」との主張も見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)