中国の10月1日は建国記念日にあたる「国慶節」だ。国慶節は大型連休となることが一般的であるため、大勢の中国人が国外に旅行に出かけるシーズンでもある。中国の各地方都市にある国際空港の出発ロビーでは、いくつもの団体観光客が添乗員を囲んで説明を聞く光景が毎年見られる。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、2016年の国慶節も多くの中国人が日本を訪れていると伝え、中国人旅行客が銀座で買い物を楽しむ様子をたくさんの写真とともに紹介している。

 記事が紹介する統計によれば、15年の国慶節期間中に日本を訪れた中国人旅行客は約40万人に達し、消費額は1000億円に達したという。では16年の消費はどうなるだろうか。日本旅行は依然として人気が高いが、最近では中国人旅行客の行動に変化が生じており、団体旅行で買い物を楽しむよりも、個人旅行で自由に行き先を決めるスタイルも増えているようだ。

 記事は、大手家電量販店のロゴが入った紙袋を持った中国人旅行客や、ファストファッションの店舗で買い物を楽しむ中国人旅行客の写真を数多く掲載している。なかには電気炊飯器の箱を持ち歩いている中国人旅行客も写っているが、両手いっぱいに買い物袋を抱える中国人は写っていない。

 今なお中国人旅行客は日本で買い物を楽しんでいるが、その消費は「爆買い」と形容できるほどではなくなっているようにも見受けられる。これまでに比べ、円高・人民元安が進行したことのほか、英国のEU離脱をきっかけにポンドが急落したことで、中国人旅行客が英国で買い物をするようになったことも爆買いが減った理由の1つだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)