中国メディア・今日頭条は5日、「米国や日本などの先進国での生活は、本当に国内よりいいのか」とする文章を掲載した。経済的に多少無理をしてでも、外国に行けば今より良い暮らしができる、と考える中国の人たちに一石を投じる内容だ。

 記事は、「先進国で生活すればいい暮らしができるのではない。自身の生活レベルが問題なのであり、周囲の環境は関係ない」という結論めいた意見を冒頭に示したうえで、「先進国や風景の美しい場所を旅行するのはいい。しかし、もし長い時間いることになればその良さを感じなくなる。そして、生活の良し悪しは自身の経済力によって決まるのだ」と論じた。

 また、「先進国で仕事をしても、末端の仕事であれば疲れる。賃金水準は中国より高いが、消費額も多くなるのだ」としたほか、「たとえ国外での生活が理想とはかけ離れていたとしても、本国に戻ってくることもできなくなる。いい仕事がすぐには見つからないうえ、出戻りになる気まずさもあるからだ」と説明している。

 そして、「先進国にはその国なりの良さはある。しかし、どこにいようが他人に負けない得意なものがないと立脚することはできない。場所の良し悪しではなく、自分が幸福な生活を送れるかどうかを考えなければならないのだ」と締めくくった。

 隣の庭の芝生は青く見えるもの。自国にはないような国外の環境が素晴らしく思え、希望を抱いて国外移住したにも関わらず、実際に生活してみるとしきたりや習慣への適応や、仕事や収入の問題といった壁にぶち当たり絶望するケースは枚挙に暇がない。成功できない理由を土壌や環境に求めていては、どこに行ってもうまくいかない。成功するには結局、自分自身の価値を高めるしかないのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)