日本製品をはじめ、他国の製品や企業をボイコットするという行動は中国でこれまで何度も見られてきた光景だ。フランス系スーパーマーケットチェーンであるカルフールや米国系のケンタッキーフライドチキンなど、中国で過去にボイコットのターゲットとなった企業や国籍は非常に多岐にわたる。

 これまで中国では日本をはじめとする外国ブランドに対してボイコットを繰り広げてきたが、今度は中国製品がボイコットされる側になりつつあるようだ。中国メディアの財新網は8日、ヒンドゥー教の祝日「ディーワーリー」を控え、インドでは中国製品のボイコットを呼びかける声が高まっていることを伝えている。

 西洋の人びとがクリスマスを祝うためにツリーや装飾品を購入するように、インドの人びとは「光のフェスティバル」とも呼ばれるディーワーリーを祝うために飾り物を購入する。

 記事は、ディーワーリー向けの飾り物はこれまでほとんど中国製品だったが、今年はディーワーリー向けの中国製品の売れ行きが減少していることがデータとしてすでに確認できており、インド人消費者たちがディーワーリー向け中国製品のボイコットを行っていることが見て取れると伝えた。

 続けて、インドの小売業者の声として、ディーワーリー向け装飾品を求める消費者のなかには「インド製の有無を尋ねる人が多い」と伝え、同業者も中国製のボイコットを呼びかけるメールを受信したと紹介。

 さらにインドメディアの分析として、インドの消費者が中国製品のボイコットを行っているのは、中国がインドと対立するパキスタンを支援していること、さらに中国が原子力供給国グループ(NSG)加盟を阻害しているためであると伝えている。これまで日本製品などのボイコットを行ってきた中国も、インドでの中国製ボイコットを通じて、排斥される側の気持ちがよく分かるようになるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)