英国の教育情報誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」がまとめた2016年のアジア大学ランキングで、東京大学は前年の1位から7位に大幅に順位を落とした。また、京都大学も同9位から11位に順位を落とすなか、中国の北京大学や清華大学はそろってトップ5入りを果たした。

 近年、少子高齢化が進む日本では、学生の数を確保するために留学生に頼る大学も存在するようだが、中国メディアの今日頭条は9日、日本の大学のランキングが低下しているのは「中国人留学生のせいなのだろうか」と疑問を投げかけている。

 記事は、日本政府が2020年までに現在より約10万人多い、30万人の留学生受け入れを目指していることを伝える一方、「その半数は中国人留学生になる見込み」と主張した。

 続けて、日本国内の一部メディアが「大学の総合的な実力が低下している理由の1つは、留学生の質が低下しているため」と報じたと伝えつつ、日本で学ぶ留学生の半分以上は中国人であることを指摘。中国人留学生の質が大学の総合的な実力に影響を及ぼす状況であると伝えた。

 続けて、中国人学生にとって「900万人の同胞たちと競い合う大学入試試験に比べ、日本の大学試験はさほど過酷なものではない」と指摘。日本国内では「日本に留学する中国人は、中国国内の試験に失敗した学生たち」という見方もあると伝える一方、日本語を習得したうえで大学入試に臨む中国人学生たちが払った努力は「中国の大学入試試験に対して払う努力と同等」であると反論し、日本の大学のランキングが低下しているのは「中国人留学生のせい」ではないと反発した。

 「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」のアジア大学ランキングで日本の大学の順位が低下したのは事実だが、記事には「それでも日本はたくさんのノーベル賞受賞者を輩出している。それが現実だ」という意見や、「今ノーベル賞を受賞しているのは日本の競争力が高かったころに大学で学んだ人材だ。これから日本人のノーベル賞受賞者は減っていくに違いない」という意見が寄せられている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)tupungato/123RF.COM)